ストレスが原因で起こる脱毛症には大きく分けて円形脱毛症とびまん性脱毛症(休止期脱毛症)の二種類が存在しますがこれらは発症のメカニズムこそ異なるものの根本にある原因が精神的な負荷であるという点では共通しています。円形脱毛症は免疫細胞が誤作動を起こして自分の毛根を敵とみなして攻撃してしまう自己免疫疾患の一種であり突然コイン大のハゲができるのが特徴で過度なストレスが引き金となることが多く「気にしすぎ」による急激な精神的ショックが発症のトリガーになり得ます。一方びまん性脱毛症は慢性的なストレスによって自律神経が乱れ血流不足やホルモンバランスの崩壊が起こることでヘアサイクルが休止期に偏ってしまい頭全体の髪が均一に薄くなっていく症状でありこちらは「なんとなく最近髪に元気がない」とじわじわ進行するため気づいた時にはかなり進行しているケースもあります。どちらの症状も一度発症するとそのこと自体が新たな強力なストレス源となりさらに症状を悪化させるという負のスパイラルに陥りやすいため早期にこの連鎖を断ち切ることが何よりも重要です。治療においてはステロイドなどの薬物療法も行われますがそれ以上に環境調整や心理療法が効果を発揮することが多く職場や家庭でのストレス原因を取り除いたりカウンセリングを受けて心の重荷を下ろしたりすることが劇的な回復につながることも珍しくありません。私たちの体は心からのSOSを様々な形で発信しますが髪の毛のトラブルはその中でも特に分かりやすいサインの一つであり「少し頑張りすぎているよ」「もっと自分を大切にして」という身体からのメッセージとして受け止め生活全体を見直すきっかけにすることが結果として髪だけでなく心身全体の健康を取り戻すことにつながるのです。私は20代後半から薄毛に悩みありとあらゆる育毛剤や民間療法を試してきましたがどれも効果はなく鏡を見るたびに自己嫌悪に陥り自信を喪失して人前に出るのも億劫になるという暗黒時代を過ごしていましたが35歳を過ぎたある日「もう隠すのは疲れた」とすべてを諦めてバリカンで丸刈りにした瞬間人生が劇的に変わりました。